火曜日, 3月 10, 2009

派遣村に見る救う人と見捨てる人の境目

YouTubeで年越し派遣村の湯浅さんと金美玲さんの議論を見た。


湯浅さんはWikipediaによると東大法学部卒業らしい。彼は「自己責任論」を強く否定し、貧困にあえいでいる人の多くは親が貧困であったり頼れる家族がいないなどの理由から貧困に追い込まれているとの主張のようだ(すべてWikipediaから)。

対して金さんは派遣で働いてる人は多くの選択肢のなかから派遣で働く事を自ら選んだのだ、だから、解雇される可能性に対して当然覚悟が必要であり、にもかかわらず解雇された途端に家まで失うのはおかしい、との意見。

で、思ったのが湯浅さんが助けたい人(運命の犠牲者)と金さんが苦言を呈したい人(いわゆるダメ人間)が噛み合ってないな、と。

湯浅さんはどこまで助けたいのだろうか。何もせず寝転んで口を開けて誰かが食料を口に入れてくれるのを待っているような無気力な人間(寝たきりの病人とかじゃなくてね)がいるとしたら、その人の口に食事を与え続けるのだろうか。

金さんはどこまで自己責任論を徹底するのだろうか。この世の全員が自分より能力が高くかつ努力家で、自分がどうやっても太刀打ちできない環境だったとしたら、それでも懸命な努力を続けられる人がどれだけいるだろうか。そこで諦めた人を弱者と呼ぶのだろうか。


自分の主張を極論にしてみたときにどこまで適用するつもりなのか、そんな事が気になる内容だった。

2 件のコメント:

Hiroyuki さんのコメント...

非常に難しいですね、この問題。
金さんの言っていることも、あながち間違ってはいないと思います。
正社員という企業に属して働くのが嫌なので派遣になったとか自分で会社を起こしたいから派遣になったという人もいたという事実もあったのは確か。だから、そう言っていた状況で現在のような世の中の状況を想定していれば、確かに金さんの言うように自己責任なのかなと思えます。
ただし、家庭の状況や個人の問題などで派遣しか選択できなかったという人たちも当然いたわけで、そういった人たちに自己責任は問える理由はないし、問う資格もこちらにはないと思います。結論としては、上記のようなことを論争している状況ではなく、派遣斬りされた人たちをどのように救済していくかが問題になってきますね。
派遣で働いていた人たちを安易に正社員として雇うのは難しそうですね。やはり、今まで通り、派遣社員として従事することが派遣斬りされた人たちにとって幸せなんですかね?

teketeke さんのコメント...

事情があって犠牲となった人もいるでしょうし、一度の失敗で転落しない為にもセーフティネットは必要でしょうね。
ただしできるだけそれに頼らずに済むような努力はして欲しいと思います。救済と自助努力のバランスが難しいとこですが。