水曜日, 12月 29, 2010

政府と企業と消費者のジレンマ

消費者は安いものを求める
企業は価格を下げる
労働者の賃金も下がる
賃金が下がるのでより安いものを求める
消費者は自分で自分の首を絞めている


企業は株主のために活動する
経営者は利益の最大化を求め
自国を離れ労働力の安いところで生産する
経営者も海外の安くて有能な人がやればいい


政府は国家の利益のために活動するが
国民は国家がどうあるべきかまでは判断できない
自分に都合のいい政治家に投票するから
政治家は有権者に都合の良いことを言わないと勝てない
ポリシーを持たない政治家が当選するから
票のあるところに金が流れる
誰にも喜ばれない結果となる


それぞれの利害は一致しない

トータルテンボス、M-1グランプリ2010に物申す。

トータルテンボスが決勝進出メンバーの選出基準について熱く語っている。

月曜日, 12月 27, 2010

M-1 敗者復活 2010 採点

今年が最後のM-1。また今年も敗者復活戦に行ってきた。なんだかんだで6年連続で会場で見ている。自由席1500円で約60組ものネタを観れるのはお得だったなー。

ということでとりあえずネタを観終わった直後に10点満点で採点してみた。
ついでに寸評というかメモ書きがあったり無かったり。

前半戦
5点 グリーンランド (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒手を使ったネタ。会場からは見えにくかった。
5点 三四郎 (マセキ芸能社)
  ⇒高円寺周辺情報の話。ローカルネタ。
6点 ラフ次元 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒トトロの話
6点 あどばるーん (ソーレアリア)
  ⇒青森出身。方言ネタ。U字工事系。ところどころ聞き取りにくかった。
8点 土佐駒 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒AKBと付き合うには。面白い。これまでの4組とは水準が違った
6点 どぶろっく (浅井企画)
  ⇒飲酒運転の検問。テンポは良かったがボケがやや弱いか。
5点 天使と悪魔 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒坊主のお経の話
6点 スマイル (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
6点 ダブルネーム (㈱トップカラー)
  ⇒チャゲはいい奴。以前観たものからアレンジしてあった。時事ネタを絡めたのはGOOD。
6点 メトロクラフト (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒ツッコミにくせがある。
6点 デニス (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒学生時代の実体験ネタ。上野ユキオの体験は面白かったがアドリブもいけるのか?
6点 シャイニングスターズ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒総理大臣になれたら。ボケがゆっくり。
6点 初恋クロマニヨン (フリー)
  ⇒3人組。飲み会後に友人を送り届ける話。
5点 ななまがり (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒孤独死。同じパターンの繰り返し。1つ1つがいまいちだった。
8点 デスペラード (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒日本人とイラン人のコンビ。ブラックネタも混ぜつつ、ボケとツッコミの絡み良し。
6点 ミルクボーイ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒ぐれてた昔の話。ボケがいまいち。
7点 マキシマムパーパーサム (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒浦島太郎。テンポよし。同じテーマでひっぱり過ぎたか。
6点 トンファー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒おでん屋。ネタが弱い
7点 マテンロウ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒黒人ハーフのつらい高校生時代。面白いが同時に可愛そうになった。
6点 和牛 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒歌に合わせたネタ。
5点 セルライトスパ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒同じことの繰り返し
5点 ミサイルマン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒遊園地
5点 ソラシド (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒三島由紀夫。ぼけ弱い
7点 エレファントジョン (プロダクション人力舎)
  ⇒怖い話。アンタッチャブルっぽい雰囲気。
6点 井下好井 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒お弁当箱の歌
6点 ボルトボルズ (松竹芸能 大阪)
  ⇒イマイチ。
5点 ダブルアート (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒キャンタマネタ。マイクから離れるので聞き取りづらい。
6点 エリートヤンキー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒タイムマシーンができたら
7点 ブロードキャスト (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒テンポが速いのは良い。
8点 LLR (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒ベストアルバムのCM。歌詞を上手く活用。選曲良し。ボケ良し。笑いあり。
7点 えんにち (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒やくざネタ。順当。
6点 トレンディエンジェル (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒AKBネタ(被ってる)
7点 ギャロップ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒実の子じゃない事を伝えるネタ。アンタッチャブルで同じ題材のネタがあり、比べると劣る。
7点 アームストロング (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒おばあちゃんネタ。
6点 三日月マンハッタン (松竹芸能 東京)
  ⇒九九をパチンコの確変と絡めて。ボケが…。
6点 ボーイフレンド (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒結婚後の誘惑ネタ。
4点 お湯 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒女性2人のコンビ。ゆっくりボケとゆっくりツッコミ。じわじわくる笑いは1つスベると空気が重くなって苦しい。

前半戦感想
残念ながら例年と比べて全体的に低調。ネタ、テンポ共に盛り上がる場面が少なかったが、そんな中で比較的良かったのがどぶろっく、デスペラード、LLRの3組。とはいえ去年までの8点よりは甘い採点になってると思う。
休憩を挟んで後半戦へ。

後半戦
6点 天狗 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒英語の翻訳
7点 ロシアンモンキー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒歌のお兄さんと仮面ライダーの中の人
6点 ブレーメン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
8点 ハイキングウォーキング (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒焼き肉屋ネタ。
7点 スーパーマラドーナ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒業界用語ネタ。
7点 かまいたち (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒野球選手が出術のお見舞い。
7点 プラスマイナス (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒いつもの感じ。
7点 天竺鼠 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒服屋の店員。彼らの笑いは難しい。
8点 ジャングルポケット (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒上手い。
7点 風藤松原 (太田プロダクション)
  ⇒大切り。ブラックネタ。
6点 バース (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒野球選手が出術のお見舞い(ネタ被り)
7点 ギンナナ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
7点 平成ノブシコブシ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
8点 とろサーモン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒万引きGメン
6点 笑撃戦隊 (ワタナベエンターテインメント)
8点 チーモンチョーチュウ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒罠に嵌ったタヌキ
8点 千鳥 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
  ⇒歌のレッスン?
8点 マヂカルラブリー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒運動会。パントマイム的。動きが面白い。
6点 プリマ旦那 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
8点 POISON GIRL BAND (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
8点 ウーマンラッシュアワー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
8点 我が家 (ワタナベエンターテインメント)
7点 アーリアン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
9点 磁石 (ホリプロコム)
9点 東京ダイナマイト (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒警察の職務質問。
8点 ゆったり感 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
9点 タイムマシーン3号 (アップフロントエージェンシー)
  ⇒ご飯派VSパン派。笑い大きく、完成度高し。
7点 モンスターエンジン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
8点 囲碁将棋 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
9点 パンクブーブー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
  ⇒アンタッチャブルくささは感じられなかった。

後半戦感想
後半に入ってメジャーどころが出てきたこともあり、前半とは水準が1ランク上がった。なので前半の点数とバランスを取る必要もあり後半の得点は軒並み高めになってしまった。やはりメジャーどころは経験もあり、こちらも顔とキャラクターを知っているので話に入りやすかった。個人的な高評価は磁石、東京ダイナマイト、タイムマシーン3号、パンクブーブー。この中で磁石、東京ダイナマイトは若干弱め。笑いの量ではタイムマシーン3号とパンクブーブーといった印象。トリに出てきたパンクブーブーはさすがの完成度で敗者復活戦を締めていた。

全体の印象
残念ながら全体的には低調。ところどころで笑いは起こるが、大きな笑いの連続になることが少なかった。また後半に名のある芸人が集中して出てくることからも分かるように、この敗者復活の出場順は抽選ではない事が推測され、この時点で若干の公平性を欠いているというのは否めないだろう。番組の都合かどうか分からないが大人の事情が入り込んでしまうことに大会の限界が感じられた。

M-1は今年で終了とのことだが、このような大会は是非別な形で続けてもらいたいと思う。

金曜日, 12月 24, 2010

退蔵益ビジネスについて考える

退蔵益とはクーポンや期限付きの商品券など、購入されたにも関わらず消費されなかったサービスの戻り益の事である。

Amazonのクーポン券やグルーポンなどのチケット購入サービス、家電量販点のポイント還元は有料であるにも関わらず利用期限がある。購入した人の全員が消費するわけではなく、そのうちの何人かはどうでもよくなったかその他の事情で消費しない。その際の個人の損失は小さなものだが、販売した側には結果的に大きな利益となって戻ってくる仕組みだ。

退蔵益にはフィットネスクラブ、メルマガ、着メロといった会員制サービスも含まれる。会員はいつでもサービスを受けられるために会員になるが、それを全員が毎月値段分使いきる訳ではない。さらに、いつのまにかフィットネスに行かなくなってしまうなど、サービスを利用しなくなってきているにも関わらず面倒で解約せずに放置しているケースもある。

これを踏まえてビジネス上打てる手は2つ。

A.便乗して退蔵益ビジネスを始める
B.退蔵益の発生しないビジネス形態をアピールする。

Aのケースではすでにある仕組みに乗っかるだけなので比較的簡単だ。自分達の既存ビジネスに絡められないかを考えれば良い。クーポン、ポイント、月額会員を行い消費者の囲い込みに加えて退蔵益も期待できる。オリジナルで何か考えるとすれば、使うと消費者の利益になるけれども使われなければ企業側が得をする仕組みはないか考えるのもいいだろう。


BのケースではAが長期的にみると消費者に不利益なるサービスであることを逆手にとる。消費者にとっては期限なんて無い方がよいし、金を払ったのに期限があるのは納得いかないという心情もあるだろう。

実際、CDショップなどでやっている一定ポイントに達すると1000円分サービスするような仕組みは、多くの場合期限が1年しかなく、『ポイントを達成するほど年間CD買わないよな』という心理が働き、カードを貰うこと自体を拒否したくなるようなものも多い。

Bの実例を挙げるとVISAの永久不滅ポイントが有名だろう。ポイントの有効期限がないため、利用者は自分の消費ペースに合わせてポイントを貯めることができる。


消費者にとっての利益としてはA<Bであることから、私は将来的にBのサービスに収斂していくものと考えている。どこかが先に始め、他の企業も仕方なく追随する形ことが予想されるからだ。

そこで先手を打って新たにケースCの手を考える。「基本的にサービスの有効期限は無期限で、早く使った方が得をする」仕組みだ。それが一般化したらさらにケースD、すなわち「いつ使っても十分に得をするサービス」、つまりはB+が出て企業の利益が限界に近づき、ケースE「ポイントは付かなくとも十分お得なサービスがデフォルトで付属している」が生まれ、混在状態になる。


というわけで他者に勝つためには現在の主流を押さえ、それの1つ上をいくサービスを提供し続けること。競争は続いていくのだ。

木曜日, 12月 23, 2010

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

前から気になっていたが観ていなかったエウレカセブン。
最近ようやくTVアニメ版を観終わり、その勢いで劇場版を鑑賞。
でもTV版は良かったけど劇場版は…って感じかな。


以下劇場版に関するネタバレ含む感想です。文句ばっかり書いてます。
ただし大前提としてエウレカがかわいいきゃいいって人は観て損なしです
(とっくに観てると思うけどw)。




既に様々なところで言われているが、テレビアニメ版のときにもストーリーやキャラ設定などにエヴァやガンダムといった既存の人気アニメを下敷きにしたと思われるところが多く、元々既視感の漂う作品なのだが、TV版ではかろうじてあった世界観も再構築され、単に2時間にまとめるためのなんでもアリな作品になっている。

何よりも残念なのはそこにメッセージが無いことだ。伝えたいメッセージがあるならマイケルジャクソンを思わせるような孤児たちの存在とネバーランドという設定、ドーハの悲劇なんてサッカーネタは使わないはずだ。

そして大量に繰り出される、とってつけたような心に刺さらない空虚な言葉の羅列。富野作品以外のガンダムのセリフ廻しもそうなんだけど、監督がその作品世界を消化できずにそれっぽいセリフを吐かせるから観る者には伝わらないし違和感が残る。


結局のところ、有能なサラリーマン監督が請われてエウレカセブンを作りました、ということなんだろうな。企画ありきで考えられたストーリーと、過去の作品のいいとこどりをしてつなぎ合わせてそれっぽくしただけの、日本のTVドラマのよう作品だった。ある意味それでもいいところを繋いでいるんだからところどころは面白くなるし、60点程度の作品にはできる。そこがこの監督の能力なのだろう。けどねぇ…。

まあ最初からメディアミックスプロジェクトから生まれた原作だから仕方ないのだけど、エウレカセブンにはオリジナリティとメッセージ性が足りない。せっかくエウレカというキャラクターが生まれたのになんとも勿体ない話だ。