木曜日, 12月 23, 2010

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

前から気になっていたが観ていなかったエウレカセブン。
最近ようやくTVアニメ版を観終わり、その勢いで劇場版を鑑賞。
でもTV版は良かったけど劇場版は…って感じかな。


以下劇場版に関するネタバレ含む感想です。文句ばっかり書いてます。
ただし大前提としてエウレカがかわいいきゃいいって人は観て損なしです
(とっくに観てると思うけどw)。




既に様々なところで言われているが、テレビアニメ版のときにもストーリーやキャラ設定などにエヴァやガンダムといった既存の人気アニメを下敷きにしたと思われるところが多く、元々既視感の漂う作品なのだが、TV版ではかろうじてあった世界観も再構築され、単に2時間にまとめるためのなんでもアリな作品になっている。

何よりも残念なのはそこにメッセージが無いことだ。伝えたいメッセージがあるならマイケルジャクソンを思わせるような孤児たちの存在とネバーランドという設定、ドーハの悲劇なんてサッカーネタは使わないはずだ。

そして大量に繰り出される、とってつけたような心に刺さらない空虚な言葉の羅列。富野作品以外のガンダムのセリフ廻しもそうなんだけど、監督がその作品世界を消化できずにそれっぽいセリフを吐かせるから観る者には伝わらないし違和感が残る。


結局のところ、有能なサラリーマン監督が請われてエウレカセブンを作りました、ということなんだろうな。企画ありきで考えられたストーリーと、過去の作品のいいとこどりをしてつなぎ合わせてそれっぽくしただけの、日本のTVドラマのよう作品だった。ある意味それでもいいところを繋いでいるんだからところどころは面白くなるし、60点程度の作品にはできる。そこがこの監督の能力なのだろう。けどねぇ…。

まあ最初からメディアミックスプロジェクトから生まれた原作だから仕方ないのだけど、エウレカセブンにはオリジナリティとメッセージ性が足りない。せっかくエウレカというキャラクターが生まれたのになんとも勿体ない話だ。

0 件のコメント: